こんにちは!ゆるけんです!
進撃の巨人読んでますかー!
最後まで読んだけどわからない!という方によくある質問を勝手にピックアップして勝手に答えていきたいと思います!
最終巻ネタバレ注意
進撃の巨人ED「悪魔の子」歌詞考察はこちら!
1.ケニーアッカーマンって何者?
中央第一憲兵団対人立体機動部隊の隊長。
初登場は原作13巻52話「クリスタレンズ」、アニメではSeason3Episode1「狼煙」です!
正体
ケニーの正体はリヴァイの叔父であり、両親のいないリヴァイにとって親代わりの存在で、
「ナイフの握り方」や「ご近所付き合い」を教えたのもケニーです。
ケニーの目的
ケニーの目的は「ウーリーを理解すること」。
そのための手段は「巨人の力を奪い絶対的な力を得ること」です。
ーーケニーの過去
若い頃、ケニーは実の祖父から巨人の力の歴史とアッカーマン家が迫害された歴史を訊きました。
一家の残酷な歴史を知り、この世で一番偉いのはこの世で一番強いやつだという考えに至ります。
しかし、ウーリーとの出会いが彼の心を大きく揺さぶりました…。
ケニーは巨人の力を奪うため、議会の人間を揺さぶり、巨人の持ち主であるウーリーの情報を聞き出しました。
奇襲をかけるも当然巨人の絶対的な力にケニーは敗れます。
しかしケニーは殺されることなく一命を取り留めました。
ウーリーは過去の継承者がアッカーマン家を迫害していた歴史を心の底から悔いていたのです。
ウーリーはケニーに土下座をしてアッカーマンへの迫害を謝罪し、その日から友人となりました。
仏だ
ケニーは自身がなぜ生かされたのかずっと疑問を抱いていました。
そのためウーリーの考えを理解するために始祖の巨人を奪い、ウーリーの記憶を覗き見ようという算段でした。
結果、王家の血を引くものしか継承できないということが判明しためケニーの野望は失敗に終わります。
最期には巨人化の薬をリヴァイに託し、人類に貢献しました。
残虐で目的のためには手段を選ばないような性格ですが最期には仲間想いな一面をみることができ、「根はいいやつなのでは?」と思わせるとても魅力的なキャラです。
2.ヒストリアの母親はなぜ殺された?
ヒストリアの母「アルマ」はロッド・レイスの妾です。
レイス家で使用人として雇われていました。
ヒストリアを産んでも母親らしいことはせず、いつも木陰で本を読んでいました。
アルマが殺された理由は「穢れた血だから」です。
アルマが殺されたのは、超大型巨人に壁が破壊された日の夜のことでした。
ーー壁の崩壊後
壁が破壊された日にエレンの父「グリシャ・イェーガー」は始祖の巨人を奪取するため、レイス家の隠れ家へ奇襲をかけました。
レイス一族は皆殺しにされ、始祖の巨人を奪われました。
そこで唯一生き残ったのがロッド・レイスでした。
ロッドは自分の子どもたちに始祖を継承するつもりが皆殺しにされたため、壁崩壊後の夜に唯一の継承者候補に抜擢された妾の子「ヒストリア」に会いに行きました。
しかし、中央貴族は穢れた血の娘を王女にしたくないのでアルマとヒストリアを抹消しようとします。
ヒストリアは唯一の継承者ですのでロッドからすると失いたくない存在です。
そこで考えたのが名前を変えて隠れて生かすというものでした。
このような経緯で「クリスタ・レンズ」という名前を使い始めたのです。
アルマは中央貴族側・ロッド側の双方からしても不要な存在なので消されてしまいましたね。
3.ロッドレイスはなんで大きくなった?
さまざまな諸説がありますが、一番有力なのは「ちゃんとお注射しなかったから」 です。
地面に落ちて割れた注射器から漏れた脊髄液を1ペロして巨人化しました。
他にも
・巨人化の前に脊髄を損傷していたから巨人化に失敗した
・サイキョウノキョジンだからとりあえずデカい
・太っているから
などの説があります。
ロッドが打った注射器のラベルには「サイキョウノキョジン」と書かれていました。
なにをもってサイキョウといえるかはわかりませんが、ロッド巨人は体が重すぎて足で立つことが困難なため、四つん這いで顔と腹を地面に擦り付けながら移動します。
そのため、立ったときに顔の半分が削れ内臓も丸見えの状態で人々の前に姿を現しました。
蒸気を放熱しながら這うことしかできません。肉体を消費して放熱するためいずれ骨だけになるだけです。
なにもかも不便でとてもサイキィウとは言えないので、結果は巨人化に失敗したという認識でいいでしょう。
しっかりとお注射しておけば体バキバキの高身長イケメン巨人になっていたかもしれません
4.ロッドはなぜヒストリアに打たせようとした?
巨人の力を手に入れるとユミルの呪いにより余命13年の呪縛を受けてしまいます。
ロッドはレイス家の当主ですのでレイス家の運営をしなければならないため死んではいけません。。
だから自分の子に始祖の巨人を継承させようとしていたわけです。
浮気相手と子どもを作ったのもそういう理由なんでしょうか
5.ユミルはヒストリアが好き・・・?
作中では百合なのではないかというくらいユミルとヒストリアはべた付いています。
というかユミルがヒストリアにゾッコンです。
その理由は「生い立ちが似ているから」です。
ー ユミル ー
・路上で生活する身寄りのない子だった
・謎の男らに連れられ、民衆に「ユミル様」と勝手に崇められる
・紛争で負け民衆を守ろうと名乗りを挙げたが裏切られ連行される
・巨人にされ楽園送りにされる
ー ヒストリア ー
・妾の子として生まれる
・周りから疎まれる
・壁崩壊後に母親が殺され生かされる
・クリスタレンズとして入団する
両者は自分を偽っていたことが共通しています。
ユミルはヒストリアに自らの過去を投影したことで支えたいという気持ちが芽生えたのでしょう。
6.ライナーたちの目的は?
ライナー、ベルトルト、アニ、マルセルの4人はパラディ島に潜む始祖の巨人を奪取するためにスパイとして派遣されました。
マルセルはパラディ島に向かう途中にユミルに食い殺されたため、壁に到着したのはマルセルを除いた他3名です。
7.ライナーとベルトルトはなぜエレンを狙った?
原作第10巻、アニメ2期6話でライナーとベルトルトの正体が暴かれます。
超大型巨人のでっかい口でエレンをうなじからもぎ取り、鎧の巨人がダッシュで連れ去ります。
エレンを連れ去る理由は「エレンが始祖の巨人及び進撃の巨人の能力を持っているから」です。
8.エルディアとマーレの本当の歴史
作中で度々語られるエルディアとマーレの歴史。
両国ともに食い違う点があり、都合のいいように塗り替えられてしまっているせいで「どれが本当の歴史なんだよ」とちんぷんかんぷんになってしまいがちです。
史実は以下の通りです。
約1800年前、初代始祖の巨人ユミル・フリッツがフリッツ王の采配により大国マーレを滅ぼしす
↓
マーレへの民族浄化が1700年続く
↓
マーレの逆襲が始まり、エルディアから9つの巨人のうち7つの巨人を手中に収める
↓
743年、145代カールフリッツが壁をつくりパラディ島に引きこもる
↓
820年、「エルディア復権派」が本格的に活動開始
↓
845年、超大型巨人の襲来により壁が破壊される
↓
なんやかんやあってエレンがレベリオを襲撃し戦争へ
820年ごろを境にスパイを送り込こませたり、復権派が動いたりと互いに水面化で争っています。
9.巨人の正体
巨人の正体は人間です。
かといって人類全ての人間ではなく、エルディア人の中でも「ユミルの民」と呼ばれる人たちが無垢の巨人の正体です。
ユミルの民とは、始祖ユミルの血を受け継いでいる人たちです。
楽園送りにされたエルディア復権派のひとたちが壁の中で彷徨っていました。
ユミルの民とエルディア人の違いをまとめてくれているページがありました!↓
10.始祖ユミルってなに?
名前を「ユミル・フリッツ」といい、1820年前に初めて巨人の力を手に入れた人物です。
1800年もの間粘土でコネコネして巨人を創っていました。
全てのユミルの民には「道」と呼ばれる縁のようなもので繋がっています。
その道が集結するところ、すなわち「座標」が始祖ユミルです。
考えるな…感じろ…
11.コニーの母親はどうなった?
ジークはラガコ村に自分の脊髄液を含んだガスを散布し、住民を全て巨人化させました。
足の悪いコニーの母親は家から動けない状態で見つかります。
最終的にエレンが全ての巨人化を解いたことで母親は無事人間に戻ります!
描写はありませんがコニーのセリフから母親が助かったことがわかります。
12.ライナーの「あれはそういうことか」ってどういうこと?
原作128話「裏切り者」でライナーの「あれはそういうことか」のセリフが、レベリオ襲撃直前にエレンと会話した回想とともにでてきます。
ーー 128話
(フロックを筆頭としたイェーガー派は、地ならしを阻もうとするハンジ一行と交戦。
地ならしを止めるために必要な「飛行艇」を死守しなければいけないハンジらは、イェーガー派を抹殺するほかなかった。
イェーガー派には104期生もいるため同期のジャンやコニーには葛藤が生じていた。)
ジャン「訓練兵からの同期もいるんだぞ…」
コニー「俺達は人を助けるためにここにいるんだぞ!? なのに・・・まずやることが島の連中の皆殺しかよ!!」
アニ「あんた達ならあの日・・・壁を壊すことを選ばなかっただろうね 私たちと違って…」
ライナー(!!)
回想エレン 「” やっぱりオレは…お前と同じだ “」
ライナー (あれは…そういうことか…)
「?」となりますが、ライナーの立場になれば意味を汲み取ることができます。
ライナーとエレンに共通しているのは大量殺人の元凶であるということです。
「やっぱりオレはお前と同じだ」というエレンのセリフは、レベリオ襲撃前に二人で密会した際に言った「俺を殺してくれ…もう消えたい…」というライナーの言葉に対してのアンサーです。
9年前、ライナーは自分の名誉のために滞った計画を遂行しパラディ島の人たちを虐殺するきっかけをつくりました。
それから何年もの間ずっと死にたいと思っていたのでしょう。
同じくエレンも「誰かに消して欲しい、終わらせてほしい」と心の中で思っていたのです。
密会のときのエレンはすでに進撃の巨人の能力で未来が見えていて、自分が悪役を買って大量殺人をしなければならないことを理解していました。
アニの「あんた達なら壁を壊すことを選ばなかっただろうね」というセリフでハッとするライナーから鑑みるに、エレンにはまだ良心が残っていることを示唆していることがわかります。
13.嘘予告「スクールカースト」と本編の関係
原作を読んでいる方ならご存知ですね。
スクールカーストとは、巻末に描かれる嘘予告で原作21巻から突如開始されました。
スクールカーストとは、アメリカの主に中学・高校のクラス内で発生するヒエラルキーのことです。
進撃の巨人スクールカーストでは、一部キャラクターたちがウォール高校に通いカーストされたら…という内容です。
原作最終巻、34巻の巻末で衝撃の事実が発覚しました。
内容は
エレン・ミカサ・アルミンの3人が進撃の巨人の映画を見終わり感想を言い合っているというものでした。
エレン「しかし信じらんねぇよな 100年前本当に巨人がいたなんて」
アルミン「どこまで史実を元にしたかはわからないけどね」
ミカサ「あの3人の幼馴染も実在してたらいいのにね」
これまで本編とは全くの無関係なスピンオフだと思われていたスクールカーストは、実は本編の100年後の出来事だったのです。
最終巻でビル群が空爆される描写がありますが、それがスクールカーストの時代の前なのか後なのかは明言されていません。
そもそも舞台がパラディ島かもわかりません。
考察しているまとめがありました↓
14.オカピの正体は豚?
エレンノサウルスの背中で歴代巨人らと最後の戦いをしている時に突如現れた「オカピ」。
アルミンを丸呑みして巨人化を止めました。
その正体は明言されていませんが、過去の獣の巨人継承者という説があります。
獣の巨人の継承者は、自身が思い入れのある動物が容姿として形作られます。
展開からして明らかにギャグとして登場したキャラですので深掘りしなくていいと思います。
実際のオカピ
15.リヴァイは生きてる?
作中における最強キャラのリヴァイ・アッカーマン。
死亡フラグをガンガンに立てていたのにもかかわらず最終的に生き残りました。
旧調査兵団の唯一の生き残りです!
片足が故障して車椅子生活になって元気に過ごしています。
ファルコとガビに介抱されてますね。
読者に愛されすぎて諫山先生が殺せなくなったキャラです。
16.結局エレンは何がしたかったの?
エレンの目的は「仲間を守ること」と「自由を得ること」の2つです。
エレンはミカサ、アルミン他同期を家族と同じくらい大切に思っています。
世界中がパラディ島を敵視しているため、パラディ島が滅ぼされるのも時間の問題でした。
エルディア人が助かるためにはこの”英雄の存在”が必要です。
英雄ヘーロス(29巻87話)のような存在があれば「パラディ島の悪魔を倒した英雄」として世界に信用を得ることができます。
だからエレンは地ならしで人類の8割を虐殺し”絶対的悪魔”となり、自分を殺した同期を”悪魔を倒した英雄”に仕立て上げ仲間を守るという未来を選択したのです。
ちょっとやりすぎな気もしますが、自由を感じたかったエレンからすれば、壁から出て世界旅行もできて幸せだったことでしょう。
エレンは悪魔となり大切な幼馴染のアルミンに殺され、最後には自由の象徴である鳥に生まれ変わりました。
厨二エレンになってからドライになりましたが、104期を守りたいという意思は最後まで一貫していてホッとしました。
17.最終巻の大木の意味は?
始祖ユミルが落ちた木に酷似している大木が最終巻最終ページに出てきました。
これが意味するのは恐らく「巨人が再び現れる」ということでしょう。
少年が大木をみつけ、穴の中でハルキゲニアと遭遇し巨人化する…始祖ユミルの二の舞です。
この少年には巨人の力を乱用せず平和のために使ってほしいです…。
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