こんにちは、ゆるけんです!
生活や学業にさまざまな影響をもたらすADHD。
原因は未だ解明できておらず、先天的に脳内の神経伝達物質が不足しているということがわかっています。
そんなADHDの特徴や治療法などを紹介します。
1.特徴や特性
生活や学業にさまざまな影響をもたらすADHD。
ADHDには3種類の特性が存在します。
「不注意」「多動性」「衝動性」 の3つに分けられます。
これらの特性が3つ同時に発生する混合型もあれば、例えば不注意のみが特化している優勢型もあります。
不注意
・仕事で不注意な間違いが多い
・課題や目標を順序立てるのが難しい
・忘れ物やなくしものが多い
・気が散り安く、一つのことに集中できない
・締切を守ることができない
・努力の持続が難しい
多動性・衝動性
・じっとするのが苦手
・手足がそわそわしてしまい常にもじもじ動かす
・衝動で行動してしまう
・失言が多い
・順番を待てない
・授業中に咳を離れる
2.大人と子どもで違いはあるのか
大人の場合は特に「不注意」の特徴が目立ち、仕事をする上で支障をきたすことが多いです。
その代わり多動性・衝動性はあまりみられません。
子どもの場合は反対に「多動性・衝動性」がみられることが多いです。
児童期になると不注意の特徴がみえはじめ、ケアレスミスが徐々に出始めます。
3.治療法はある?
「認知行動療法」と「薬物療法」があります。
認知行動療法
認知行動療法は、その人の「認知」や「行動」に焦点を当て、苦手とされる状況やシチュエーションに対してどのように対処・対応をしたり、考え方を変容させたりするとその方にとって、より気持ちを楽にすることが出来るかということを行う治療法です。
セルフコントロールを行い、自分自身で克服していけるように取り組むものですね。
薬物療法
主に「コンサータ」と「アトモキセチン」が使用されています。
しかし、コンサータの場合はいわば医療用覚醒剤のようなもので、依存のリスクが否めない上に副作用が重たいという噂もあるためあまりおすすめしません。
どうしても認知行動療法では治せないという場合は薬物治療に頼るのもいいですが、時間をかけてでも認知行動療法で治すほうが身体的にも精神衛生上にも良いです。
成長につれ軽減も可能
ADHDは成長とともにコツを掴めばある程度は軽減できます。
多動と衝動は意識さえすればコツを掴むことができ、然るべきところではじっとしていたり、失言を減らすことができます。
しかし、不注意の場合は無意識の範疇ですからコツを掴むことはなかなか難しいです。
4.気になる疑問
天才によくみられる?
ADHD別名「天才病」ともいわれ、ADHDを抱えていた偉人も多数存在しました。
アインシュタイン、ピカソ、モーツァルト、レオナルド・ダヴィンチ、ゲーテらがADHDであった可能性が高いとされています。
ADHDは何かに特化した才能があることが多いので、天才に当てはまると言っても過言ではないでしょう。
起業家が多い?
スティーブ・ジョブズ、三木谷社長などが挙げられますが起業家に共通しているのは「行動力」です。
ADHDで行動力に特化した人が起業家になることがあるようですね。
見た目でバレる?
ADHDのカップルユーチューバーさんが顔つきの特徴を動画にしていました!
頭の中がうるさい?
一つのことに集中できず他のことに気が散ってしまうため頭の中整理がつかずごちゃごちゃになります。
仕事ができない?
仕事ができないわけではありません。
忘れ物が続いたり、集中ができずうっかりミスが多いと叱られてしまうことも多々あります。
自分にしかできないことが必ずあるので
自分の性格に合った職や部署で働くことが理想です。
適材適所ということです。
5.落ち込むことはない
発達障害で一種の病気と認定されていますが、赤の他人が勝手に病気呼ばわりをしているだけですので落ち込むことはありません。
むしろ自分の個性であり特別だと思った方が気が楽です。
何かに特化にしているなら尚のこと。
他の人よりも何かが欠けていると感じていても、あなたには他の人ができない何かをもっているはずです。
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